1月22日（水）～1月24日（金）の3日間にかけて、東京ビッグサイト（南館）にて「第9回ロボデックス」が開催されました。

ロボデックスは、工場や物流現場で活躍するロボット・AGVや、ロボット向けの部品・材料などが出展するロボット総合展示会です。
Factory Innovation Week 2025として、製造の「デジタル化」を実現するスマート工場 EXPO、「脱炭素化」を実現する製造業カーボンニュートラル展、製造業の「人材不足対策」に焦点を当てた製造業 人手不足対策 EXPOの3つの展示会と共に東京では毎年2回開催しております。
会期3日間の合計来場者数^※は85,430名と昨年よりも8,081名上回る来場者で会場は活気に満ちておりました。

※同時開催されていた第17回オートモーティブ ワールド、Factory Innovation Week 2025、第39回ネプコンジャパン、第17回 オートモーティブ ワールド／第11回 ウェアラブルEXPO、第4回スマート物流EXPOの合計来場者数

都産技研ブースでは、「産業向けサービスロボット」「生活向けサービスロボット」「システムソリューション」「共通プラットフォーム」の4つのゾーンを用いて、全13社の成果物展示を実演・プロモーションビデオ・パネルなどを用いて発表いたしました。
また、「要素技術」では都産技研で開発してきたサービスロボットのコア技術を展示いたしました。

産業向けサービスロボット

産業向けサービスロボットブースは、人気が高く常に来場者様がいらっしゃる状態でした。Haloworld株式会社の３Dスキャナー「Walk THERE」は、人が手にもって使える手軽さから、利便性の高さが認められ多くのご来場者様が関心を持たれておりました。
様々な成果物を、開発者自らが利用シーンを説明する事で、ご来場者様との意見交換が活発に行われておりました。

生活向けサービスロボット

生活向けサービスロボットは、主に若い来場者様が多く集まっておりました。
安全機能搭載ロボティクスモビリティ「tatamo！」は、特定小型原動機付自転車に属するモビリティです。ボタン一つでコンパクトに折りたたむ事ができ、コインロッカーにも収納が可能です。変形するモビリティの構造、そしてその利便性にご来場者様の多くが興味深々、たくさんの意見交換があったようです。

システムソリューション

システムソリューションは、主に企業様が多くいらしておりました。
ますます深刻化していく人手不足の対応など様々な企業課題を、システム技術で解決するためのソリューション提案は、多くの企業様が関心を持たれています。潜在顧客となるご来場者様と多く意見交換を行わせていただき、つながる事で今後のビジネス案件の発掘ができたと思います。

共通プラットフォーム

共通プラットフォームには、研究機関のご来場者様に人気が高かったように思います。
様々な仕様のロボットを効率よく開発するためには、ベースとなるプラットフォームのフレキシビリティと、提供する企業の技術力の高さが重要です。今回展示の2社は、様々な機器開発で蓄積してきた技術を活かし、お客様のご要望にスピード開発でお答えしています。ご来場者様のご質問も多岐にわたりましたが、ひとつひとつ丁寧にお答えしておりました。

要素技術

要素技術では、都産技研のサービスロボットのコア技術を展示させていただきました。
都産技研のコア技術は、本展示にて発表させていただきました成果物にも使用されております。
研究員と長時間に渡る意見交換を行う中小企業様も多く、ご来場者様にも都産技研の魅力をたくさん知っていただけました。

パフォーマンスステージ

パフォーマンスステージでは、ブース内にて紹介しているロボット・制御ソフト・固有技術を実演・紹介しました。
また、ステージ上では、話した内容をその場で通訳する可搬式リアルタイム通訳システムの実演も行わせていただきました。
どのステージも大変好評で、ご紹介された企業様のステージ後には、たくさんのご来場者様が研究内容について更に詳しくお伺いしている姿が散見されました。

3日間とも大盛況となり、それぞれの研究を知って様々なご意見を頂戴する事ができました。
また、都産技研を多くの方々に知っていただく機会となり、とても有意義な出展となりました。

都産技研では、今後も5G・IoT・ロボットを活用したサービス提供を目指す中小企業を支援して参ります。
ご興味をお持ちの皆さまからのご相談をお待ちしております。