ロボットの試作や性能・
機能を確認する、
新たなロボット支援拠点
地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター(都産技研)が開設した、「DX推進センター」(旧東京ロボット産業支援プラザ)は、東京・江東区のテレコムセンター内の広大なスペースに、ロボットの試作開発支援のための設備を備えた、先進のロボット支援拠点です。
ロボットの試作や安全性・信頼性評価に必要な、さまざまな実験・検証が行える多彩な設備・装置をご紹介します。
中小企業の皆さまが、既存のロボット技術や研究成果・技術シーズを活用できる環境を整え、これらを基にした新たなロボットの共同開発等の協力、さまざまな産業分野への参入を支援します。
DX推進センター(旧東京ロボット産業支援プラザ)では、ロボットの性能や機能を確認いただくための検証実験が行える、多彩な実験装置を備えています。
これらの装置は、一部を除き機器利用、依頼試験としてご利用いただけます。
施設・設備の紹介
DX推進センター(旧東京ロボット産業支援プラザ)の主な設備
擬似実証実験スペース
ロボットが活動する空間を模擬しており、ロボットの試作段階において動作の検証が可能です。
超大型樹脂溶融AM(3Dプリンタ)
金型を必要とせず、大型のロボット部品を作製できます。
最大造形サイズ:914×610×914mm
材料樹脂:ABS・ASA
複合環境振動試験機
温度や湿度、振動を模擬した環境下でのロボットの機能評価が可能です。
ステージサイズ:1.5m×1.5m
許容重量:250kg
振動方向:Y・Z 各軸
温度範囲:-40℃~120℃
湿度範囲:30~90%RH
傾斜路走行試験装置
ロボット走行性能と安定性の評価が可能です。
傾斜角:最大12°まで可変
大きさ:約10m×約15m
床種類:フローリング
衝突安全試験機
ロボットの衝突時の耐久性や安全性の評価が可能です。
静的安定性試験機
移動ロボットなどを傾斜させたときの、ロボットの滑り落ちや転倒現象を確認する装置です。最大45°まで傾斜させることができます。
ベルト型走行耐久性試験機
ベルト上でロボットを走行させて、駆動部の耐久性を評価する装置です。歩行型や車輪型などさまざまな移動形態のロボットの評価が可能です。
- 機器利用サービス対象機器
- 依頼試験サービス対象機器
- 公募型共同研究開発事業の採択企業のみご利用可