11月20日(月)~11月22日(水)の3日間にかけて、東京ビッグサイトにて産業交流展2023が開催されました。
産業交流展2023は、リアル展示会とオンライン展示会の2種類のハイブリッド形式で開催しており、今年も個性豊かな中小企業・スタートアップ650社以上が出展しました。
東京ビッグサイトで行われたリアル展では、延べ来場者数が累計44,252人と昨年の32,928人から1万人を超える増加となり、大勢のお客様が来場されました。
都産技研では、「首都圏テクノネットワークゾーン」にて、TIRIクロスミーティング(中小企業の皆様が東京都立産業技術研究センター(都産技研、TIRI)の技術シーズを「知り」、都産技研の技術と「つながる」ためのマッチングイベント)を開催し、「中小企業の5G・IoT・ロボット普及促進事業」から「次世代技術ゾーン」にて展示をいたしました。
通信分野
通信分野では、公募型共同研究の中から2件の研究成果を展示いたしました。
今回展示したVRシステム、ローカル5G基地局は、リーフレットをお持ちになられる方も多く、幅広い展示会だからこそ、中小企業の企業や官公庁、研究機関の方々をはじめ、学生など幅広い世代の方々にご好評いただけました。
- ▼株式会社VRデザイン研究所
『Mixed Reality技術を活用した 超体験★販促システムの開発』(研究中) - ▼株式会社FLARE SYSTEMS
『拡張性、高運用性を持ったソフトウェア無線ローカル5G基地局の開発』
IoT分野
IoT分野では、公募型共同研究の中から3件の研究成果を展示いたしました。
- ▼株式会社イチカワ
『画像による組立現場のデジタル化と企業間共有技術の開発』(2020年度採択テーマ) - ▼モノコトデザイン株式会社
『ブロックチェーンとIoTによる物流データのバリューチェーン化』(2021年度採択テーマ) - ▼株式会社フォレストシー
『携帯圏外にて各種センサーデータ及び撮影画像の遠距離送信を可能にする統合型モニタリングカメラの研究・開発』(2021年度採択テーマ)
デモ展示を閲覧された方や、どういったものなのか説明パネルを熟読されている方には、各研究員からご説明させていただき、ご来場者様にも各研究内容について多く知っていただけたかと思われます。
また、「首都圏テクノネットワークゾーン」では、『移動体向け大容量コグニティブ無線通信』についての研究成果を研究員から口頭発表。その後は、直接ご来場者様へご説明させていただくなど、ご来場者様から高い関心が寄せられました。
ロボット分野
ロボット分野では、公募型共同研究の中から5件の研究成果の展示を行いました。
- ▼株式会社カンブリアン・プロジェクト
『屋外巡回警備ロボット「セキュア・トーラス」』 - ▼ブルーイノベーション株式会社
『自動巡回点検「BEPサーベイランス」』 - ▼アンドロボティクス株式会社
『自律走行配膳ロボット「FRUTERA V」』 - ▼Haloworld株式会社
『空間スキャンロボット「ReFRO 360」』 - ▼アップウインドテクノロジー・インコーポレイテッド
『自律型桟橋点検支援ロボット「YURA」』
担当研究員が直接ご来場者様へご説明を行なう事で、各展示企業様がご苦労されたことや実現した技術の高さを、詳細にご紹介する事が出来ました。ご来場された方は、研究員の説明に加え、パネルや解説用動画をご覧いただきながら、ロボットの構造がどうなっているのか見て触って確かめるなど、有意義な時間を過ごされたと思います。
「次世代技術ゾーン」では、その他企業様の展示も行っており、多くのご来場者様にお立ち寄りいただくとともに、幅広い業種の出展者様ともさまざまな意見交換を行う事ができました。
ご来場者様への発信、出展社様との交流など、とても有意義な展示会となりました。
都産技研では、今後も5G・IoT・ロボットを活用したサービス提供を目指す中小企業を支援して参ります。
ご興味をお持ちの皆さまからのご相談をお待ちしております。