10月17日(火)~10月20日(金)の4日間にかけて、幕張メッセにてCEATEC 2023が開催されました。
今年の開催規模は、出展者数684社・団体となり、昨年の562社・団体を大きく上回り、初日から入場の待機列ができるなど、来場者の関心が伺えました。
都産技研ブースでは、「中小企業の5G・IoT・ロボット普及促進事業」について、「通信」「IoT」「ロボット」の3つのエリアにわけて企業様との共同研究や独自研究の成果、都産技研の活動などをご紹介しました。
通信分野
通信分野では、公募型共同研究の中から3件の研究成果と、都産技研の活動紹介を展示し、今まで研究を進めてきた結果を初めて披露しました。
初展示
- ▼株式会社FLARE SYSTEMS
『拡張性、高運用性を持ったソフトウェア無線ローカル5G基地局の開発』 - ▼ウイングロボティクス株式会社
『5G等を活用した遠隔地からの各種ロボット導入・保守支援を可能とするリモート管理ツールの開発』 - ▼株式会社VRデザイン研究所
『Mixed Reality技術を活用した 超体験★販促システムの開発』(研究中)
VRシステムを訪れた人が次々とVRを体験し、多くの人がロボットアームに目をとめたほか、展示品や説明パネルの前で熱心に話を聞く姿もあり、社会人だけでなく学生の姿も多くみられました。
IoT分野
IoT分野では、公募型共同研究の中から6件の研究成果と、都産技研から3件の展示を行い、そのうち本年度採択テーマ2件の研究中案件を初披露しました。
初展示
- ▼株式会社MAZIN
『次世代通信技術を使用した生産設備一括監視AIシステムの研究開発』 - ▼ルーチェサーチ株式会社
『次世代通信システムを導入したドローンの開発』
また、デジタルサイネージや事例検索システムも利用し、今までの共同研究事例をあわせて紹介することで、様々な分野に研究成果が生かされていることをご説明しました。
製品化が進んでいる共同研究としては、セキュアな物流プラットフォーム、携帯圏外での遠隔監視、シンプルな在庫管理、組立現場のDX推進を企業様と共にご案内しました。
ロボット分野
ロボット分野では、公募型共同研究テーマを含む6件の研究成果と、都産技研の独自研究7件の展示を行いました。企業展示の内、3件は初披露です。
初展示
- ▼アップウインドテクノロジー・インコーポレイテッド
『自律型桟橋点検支援ロボットYURA』 - ▼アンドロボティクス株式会社
『AI機能付き見守りカメラ搭載 自律走行配膳ロボ FRUTERA V』 - ▼Haloworld株式会社
『空間スキャンロボット ReFRO 360』
初披露の3件は、成果物であるロボットのみならず、運用システムを含めたシステム展示とすることで、利用シーンをわかりやすく提示する事ができており、多くのご来場者にご理解をいただけておりました。様々な潜在顧客との意見交換が、今後の開発に大いに役立つことでしょう。
従来成果の巡回点検、屋外警備、ベースロボット、および都産技研独自研究に関しても、来場者に試してもらうなどの参加型展示などの工夫が施されており、多くの方が関心を示されていました。
4日間とも大盛況となり、高い関心を寄せていただきました。それぞれの研究を知っていただくだけでなく、様々なご意見を頂戴でき、また都産技研を多くの方々に知っていただく機会となり、とても有意義な出展となりました。
都産技研では、今後も5G・IoT・ロボットを活用したサービス提供を目指す中小企業を支援して参ります。
ご興味をお持ちの皆さまからのご相談をお待ちしております。