サービスロボットの共同開発事例

株式会社サステクノ中腰補助用パワーアシストスーツ

中腰補助用パワーアシストスーツを高機能化!

農家の声から生まれたパワーアシストスーツ。
中腰で行う作業での姿勢維持のアシスト(中腰補助)の為に開発されたAero Back(エアロバック)に取り付けて、重量物の持上げをアシスト(持上げ補助)するCO2ガス供給型パワーアシストスーツ(CO2ガス供給型)と、ゼンマイばねで蓄えたエネルギーにより持上げ動作をアシストするエネルギー蓄積型パワーアシストスーツ(エネルギー蓄積型)を開発しました。
農作業での中腰で行う作業の継続や収穫時の重量物を扱う際の現場だけでなく、運輸業や医療福祉の現場でも活用できます。

製品の特長

装着は簡単
(CO2ガス供給型)

今までのエアロバックにウェストポーチを装着するだけ。必要な作業ごとに脱着を繰り返さなくてもいいように設計されています。

パッシブモードで物足りないときに使えるアクティブモード
(CO2ガス供給型)

農家などの収穫作業時に重量物を持上げる際のアクティブなアシストが可能に!
パッシブモードのアシストで物足りないとき、より力強い補助力が得られます。

用途に合わせて手動、自動のどちらにも対応
(CO2ガス供給型およびエネルギー蓄積型)

押しボタンでの駆動とセンサーによる姿勢の自動検出での駆動が選択可能

活用シーン
  • 農作業での中腰での長時間作業や収穫時における重量物の扱い
  • 福祉医療現場
  • 空港などでの荷物などの重量物の扱い
仕様
本体重量:
3.6kg(CO2ガス供給型)
6.7kg(エネルギー蓄積型)
稼働時間:
バッテリー5V3A 約8時間(CO2ガス供給型)
バッテリー5V3A 約8時間(CO2ガス供給型)
アシスト回数
中腰補助:無制限
持上げ補助:約30回(人工筋肉1本、CO2ボンベ74g使用時)
想定価格
30万円程度(CO2ガス供給型、エアロバックは含まない)

開発企業からのメッセージ

近年、アシストスーツを扱うメーカーがたくさんでてきました。アシストの方法にモーターを使用するとかなりの重量になってしまいます。エアロバックは重量の問題について研究を重ね、軽量でコンパクトになっています。また、装着状態を継続しやすく、中腰姿勢を維持する際に常時一定のアシストを受けられるパッシブモードが使用できます。重量物の持上げを行う際にアシストが必要な場合は、エアロバックを装着した上からウェストポーチにバッテリーや制御装置などを入れて携帯していただくだけで,より力強い補助力が得られるアクティブモードをお使いいただけます。

今回、都産技研様には、実証実験に向けた安全管理面や倫理審査受審に向けた支援、スーツのアシスト性能評価などのサポートを頂き開発を進めることができました。

高齢化が急速に進むなか、エアロバックや今回開発したアシスト装置を使用することにより、高齢者に少しでも長く元気に働いていただき、健康寿命を延ばしたいと思っております。

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