サービスロボットの共同開発事例

販売元:株式会社Doog追従運搬ロボット

サウザーを用いた物流センター効率運用システムの開発

倉庫管理システムと連携しカスタマイズ性も向上 追従運搬ロボットサウザーベースユニットE1。
自動追従や無人ライン走行機能を有するTHOUZER(サウザー)は、追従運搬ロボットとして、様々な現場に導入が進んでおります。今回開発した内容は、このサウザーと倉庫管理システム(WMS)とが連携する新しい仕組みです。サウザーと倉庫管理システムとが無線通信を介して連携することで、走行ライン上にサウザーを自動で配車したり、目的地までの無人搬送を自動で行わせたり、サウザーを物流拠点で利活用いただけるインテリジェントな機能が完成しました。この開発はサウザーをカスタマイズして既存のシステムと連携させた業務工程を構築したいというお客様の声にお応えしたものです。この新しい機能を活用することで、既存の倉庫管理システムとサウザーが連携した革新的な業務工程が実現できます。倉庫管理システムがサウザーにピッキングエリアを指示し、サウザーがピッキングエリアまで走行。そして最終目的地までの搬送までを無人化することができます。これにより、作業者は人にしかできないピッキング作業に集中することができ、運搬作業の負荷を削減することができます。

製品の特長

インテグレーションに特化した製品です

当社では「Eシリーズ」というサウザー製品を拡充し提供を開始しました。Eシリーズはインテグレーションすることに特化した製品です。各現場の課題に合わせ柔軟かつ効率的にインテグレーションすることができます。

現場にスムーズに導入いただくための便利セットが付属します

お客様が求める機能・サービスがオールインワン、その上でお求めやすい価格を実現しました。「安全系オプションセット」「無人ライン走行機能」「5年保証サービス」をすべて標準付属しています。

自動追従や無人ライン走行機能に加え
ハイウェイ機能が新しく加わりました

ハイウェイ機能により、無人ライン走行における経路の分岐、合流が可能になりました。

倉庫管理システム(WMS)との連携が可能です

サウザーの走行がシステムから管理ができるようになりました。ハイウェイ機能と組み合わせることで無人運搬の効率が向上します。自動化が進み、台車の回収や移動が自動に、ピッキング時の検品が効率化、フォークリフトが必要な運搬ケースにも対応できるシーンが増えました。

サウザーとサーバーが無線通信を介して接続できます。
クラウド対応。

Wi-FiやLTEで通信できるようになりました。サウザーとWMSとを連携させるプラグインを提供することができます。

活用シーン
  • 工場や倉庫でのピッキング作業や運搬作業
  • 労働力の確保が必要な現場
  • 高齢者がいる労働環境の改善
仕様
積載重量:最大120kg
航続距離:最大20kg
登坂角度:最大9度
段差走破:最大3㎝
本体サイズ:幅600mm×長さ940mm×高さ900mm
荷台サイズ:幅600mm×長さ750mm×高さ455mm
牽引力:780N ※非牽引物 最大300kg相当
(詳細は当社のパンフレットをご参照ください)
想定価格
オープン価格

開発企業からのメッセージ

当社の社名「Doog」は「道具」からきています。そして当社のキャッチコピーは「道具として役立つ移動ロボットで人々を笑顔に」です。
ロボットは価値を発揮してこそ本当のロボットだと思っています。その価値とは「ロボットが人の役に立つ」ということです。人の役に立てば、その人が働きやすくなり、幸せになって笑顔になると思います。そこが当社のバリューとして一番に取り組んでいる部分です。

今回、都産技研様には、安全性評価や耐久性評価の面などで支援を頂き、製品の信頼性が更に高まり、「より人に役立つロボット」としての機能を高める事ができました。都産技研様との組みは、商品としての価値向上に留まらず、当社の事業競争力の強化に繋がっております。当社のような小さいロボットベンチャーにとって、ハードウェアを開発し販売することは、ハードルが非常に高いのが現実です。その高いハードルが、都産技研様の技術支援でクリアでき、当社が安心してロボットを開発して販売できる土壌ができました。
現場にサウザーが導入されて、ユーザー様から「おもしろいね」や「仕事が楽になったよ」と言っていただけるのが私達のやりがいです。そういった人に愛されるロボットをこれからも作っていきたいと思います。

このページのトップへ