サービスロボットの共同開発事例

株式会社寺岡精工自律走行式ピッキングカート

重労働から解放するために誕生!

株式会社寺岡精工は都産技研と共同でピッキングシステムロボットの開発に取り組んでおります。
倉庫内でのピッキング作業は女性の方が多く、最大で120キロにもなるオリコンを積んで運びます。この重労働から解放するために誕生したのが自律走行式ピッキングカートです。自走式カートが最短経路を作成、ロケーションへの案内もカートが行うことを研究開発のテーマとし、初心者でも使いやすく安心して利用できるロボットへ進化しました。

製品の特長

画面操作

画面でどの商品をどこに何個投入するかなどの指示を端末1つで操作可能です。

最適なルートを自動選択走行

カートが倉庫や工場内の地図を学習しているので無駄のない走行でピッキング作業時間を大幅に短縮します。

自律走行で省力化の実現

ピッキング指示を受信したカートが無人で商品棚の前まで移動。
必要台数の自動カートを無人で走行させる事により、少ない作業者で最大の作業を実現。

初心者にも優しい使いやすさと正確さ

商品の間違いはスキャナーで照合チェック、個数の間違いは重量でチェックできることにより、指示通り操作すれば初心者にも使いやすい機能となっています。

既存の倉庫へ導入可能

既存のレイアウトや倉庫内の設備を変更する事無く導入でき、コストを抑える事が可能。

作業者の負担を大幅軽減

作業者は担当ゾーン内の移動のみとなり、歩行距離が大幅減。
また、荷物満載で重くなったカートを押す必要がなく、作業者の負担を大幅に軽減。

活用シーン
  • 物流倉庫・工場でのピッキング作業
  • 通販システムなど
仕様
  • 10インチカラー液晶搭載による優れた視認性
  • タッチパネル搭載によるUIの充実
  • 計量器搭載によりピッキングミス防止
  • 2g単位でピッキングした商品の重さを判別可能
  • ピッキングアイテムバーコード照合
  • LRFを利用した自己位置認識による自律走行
想定価格
オープン価格

開発企業からのメッセージ

今回開発するにあたって、大規模な倉庫になるとシステムに導入する倉庫内の地図を作成することが難しく、またロボットの自己位置の把握ができずに見失ってしまうことがありましたが、都産技研様のアドバイスにより解消することができました。
新しい物流倉庫の形態は倉庫内ではカートが巡回し、画面に指示された物を人が入れるだけの物流倉庫にしていきたいと思っています。
このシステムによって誰でも簡単に作業を行え、ピッキング作業の精度と効率が劇的に上がり省人化に繋がることを願っています。

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