東京都立産業技術研究センター

ロボット産業活性化事業

中小企業との共同開発事例

株式会社ブイ・アール・テクノセンター地域サポート介護支援見守りロボットサービス

「会話する見守りロボット」コミュニケーション見守りロボットP3-Mini

画像処理や触覚センサーなど五感に働きかける技術を駆使して、生活に溶け込む社会性の高い技術提供を行ってきた株式会社ブイ・アール・テクノセンター。超高齢化社会に伴う、一人暮らしで孤独感や危機感を感じながら生活を行っている高齢者の問題を受け、見守りロボットの開発に着手しました。すでに徘徊等を予防・感知する見守りセンサーの販売を実現。さらにその技術を拡張し、コミュニケーション機能と見守り機能を兼ね備えるコミュニケーション型ロボットの開発を進めるべく、今回都産技研と協力し、実用化に向けた研究開発がスタートしました。「生活を楽しく豊かにするロボット」を目指し、独自のコミュニケーション技術を開発。地域でサポートできるシステムを構築し、家族・地域が協力して高齢者をサポートする社会の創造を実現します。

製品の特徴

コミュニケーション機能

音声認識・音声合成技術を使い、利用者との相互コミュニケーションが可能。利用者の声に反応し返答を行うだけでなく、ロボット自ら利用者に話しかけ、積極的なコミュニケーションを促します。学習機能を有しており、利用者を飽きさせない言葉を分析・選出し、多様なコミュニケーションを生み出します。

見守り機能

連携したセンサーにより徘徊を察知し、家族へお知らせします。また一定時間会話がない場合も呼びかけを行い、反応がない場合は家族へお知らせします。内蔵のマイクを利用して家族等と会話できたり、内蔵カメラによる映像通信ができたりなど、安心の見守り環境を提供します。

小型・軽量・安全性

小型化・軽量化によって、コストの大幅削減を実現。やわらかい素材を使用し、安全性にも配慮した構造になっています。温かみを感じるペンギンのフォルムで、安心感を与えるデザインとなっています。

地域との連携

徘徊などの緊急時に家族との連絡が取れない場合、地域の介護施設等と連携し、サポートができるシステムを構築。また、具合が悪い場合などに、内蔵のコールボタンを押すことで、利用者自身が地域連携のケアマネージャーに連絡することも可能です。

様々な拡張機能

  • スケジュール機能:薬の時間・通院の時間などを設定しお知らせします。
  • カスタマイズ機能:ロボットが話す言葉を登録・変更できます。地域独自の方言や利用者に合わせた言葉の選定などが可能になります。
  • スマホアプリ:利用者の様子をスマホで確認することが可能。チャット機能を利用すればテキスト情報を音声で利用者に伝えることもできます。
活用シーン
  • 高齢者等の見守り
  • 介護施設等でのコミュニケーションツール
  • 子育て支援・子供の見守り
  • その他、コミュニケーション機能を利用した様々なシーンでの活用(各種受付業務・広告・イベント・PR・工場監視など)
仕様
サイズ:270mm(H)×180mm(W)×180mm(D)
重量:0.5㎏
想定価格
オープン価格

開発企業からのメッセージ

一人暮らしで寂しい想いをしている高齢者の現状を変えたい。昔ながらの家族や地域とのコミュニケーションを再構築したい。そんな想いからこのロボット開発はスタートしました。とにかくこだわったのは飽きさせないコミュニケーションの実現。様々な検証を重ねた結果、パターン化された同じ言葉を発するロボットや返答のみを行うロボットはすぐに飽きられてしまうことが分かりました。そこで、言葉をランダムで発信したり、反応率の高い言葉を分析したり、言葉を自由にカスタマイズする機能を付けて会話の多様性を引き出しました。また、ロボット自ら呼びかけを行い、利用者の行動を促すような機能も付けました。人は頼られることで存在価値を見出し、心も体もアクティブになります。コミュニケーションを研究し、会話が生まれるメカニズムをこのロボットには詰め込んでいます。都産技研様には技術面でのサポートはもちろん、製造・販売に関するアドバイスや開発の進捗管理の面でとても有益なアドバイスをいただきました。また、中小企業では難しい3Dプリンターの使用、様々な展示ブースに呼んでいただくことで製品PRや異業種交流ができたのは、実用化に向けてとても大きな手助けとなりました。今後は、ロボットの実用化を実現し、高齢者が安心して楽しんで過ごせる社会の創造に寄与していきたいと思います。

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