サービスロボットの共同開発事例

株式会社日本ビジネスソフトホテル案内ロボット

「早くて、便利で、楽しい」おもてなしを実現する案内ロボット

人気観光施設に隣接するホテルから要望を受け、開発がスタートされた「ホテル案内ロボット」。フロントの混雑緩和とお客様へのサービス向上を目的に株式会社日本ビジネスソフトと都産技研が共同研究開発を進めました。ホテルのロビー・フロントにて、お客様を見つけ施設を案内し、観光情報などお客様のご要望に対し、音声とタッチパネルを使ってお応えします。多言語に対応し、国内外を問わず、すべてのお客様に楽しいおもてなしを提供する案内ロボットです。

ロボットや画面は開発中のものです。
※近日中に「ホテル日航ハウステンボス」での実証実験を予定しています。

製品の特長

自律移動機能

各種センサーにより、自動で地図を生成し、自律移動を行います。障害物や人に近づくと自動で減速・停止します。実際のホテル等での実証実験を重ね、安全の確保に取り組んでいます。

コミュニケーション能力

ユーザーの声を認識し、音声による施設案内や、周辺の観光情報をお伝えします。多言語に対応し、訪日外国人へのサービス向上に役立ちます。タッチディスプレイでは、案内内容をチャット形式で文字で表示します。混雑時や耳の不自由な方には、タッチディスプレイのみでの対応も可能です。

認識機能

各種センサーにより、対象者を発見・認識し、案内サービスをご提供します。

その他の機能

デジタルサイネージを利用して、大画面に情報を表示することができますので、朝食をお待ちになっているお客様がメニュー情報を閲覧できたり、ゲームで遊ぶこともできます。周辺の観光情報や交通、最新のお天気情報まで、ユーザーは音声と共に画面から様々な情報を得ることができます。

活用シーン
ホテル・美術館・博物館・オフィス受付・空港・駅・公共施設・ショッピングモール・図書館・イベント会場・観光案内所 など
仕様
サイズ:1,015mm(H)×610mm(W)×680mm(D)
重量:35㎏
最高速:6㎞/h
想定価格
1台、500万円以内を目標

開発企業からのメッセージ

会社として初めての挑戦となるロボット産業への参入。私をはじめ開発チームメンバーも、初めてのロボット開発の現場でしたが、都産技研様と協力し、一緒に試行錯誤を重ねながらロボット開発を進めることができました。都産技研様とは頻繁に進捗会議を行い、技術提供や商品化に向けての情報提供など、様々な面でサポートをしてくださいました。東京都が支援している技術開発ということもあり、長崎県をはじめ工業技術センター、県内の企業から支援協力を得ることができたのも、とても嬉しく思っています。「ホテルスタッフの労働時間やストレスを軽減し、さらに旅行者の素晴らしい思い出をつくりたい」そんな志からはじまった当プロジェクト。そのために一生懸命アイデアを絞り、心を込めて開発を行ってきました。日本の西の端である長崎から日本全国へ、「私たちの熱い想い」と「ホテル案内ロボット」を発信していきます。

このページのトップへ