東京都立産業技術研究センター

ロボット産業活性化事業

中小企業との共同開発事例

08ワークス株式会社商業施設案内ロボット

「1台2役で人手不足を解消する」商業施設案内ロボット

08ワークス株式会社、日本ユニシス株式会社、株式会社パルコの3社が共同で、都産技研とタッグを組み研究開発を進めている「商業施設案内ロボット」。株式会社パルコが運営するショッピングモールへの導入を視野に入れ、「昼は商業施設の案内・誘導」「夜は在庫管理」の1台で2役をこなす機能的ロボットを開発しました。超高齢化・少子化が進む現代社会において人手不足は深刻な社会問題になりつつあります。そんな中、ロボットを活用することで、人手不足を解消し、日本が誇るおもてなし・高いサービス力を維持しようと立ち上がったのが当プロジェクト。未来の日本社会を支える技術として、これから活躍が期待されるロボットです。

共同開発成果物

昼は施設案内業務

商業施設に来店されたお客様に対し、商業施設情報などを多言語で音声解説します。また、自律移動機能により、お客様を目的の場所まで誘導・案内することができます。

夜は在庫確認

営業時間外(商業施設の場合主に夜間)に、施設内を自動走行し、店頭商品のRFIDタグ(商品を管理するタグ)を読み取ることで、在庫管理を行います。※この時、RFIDタグを読み取る専用のアンテナをロボットに装着します。

その他の機能

各機能単体での使用も可能で、「案内機能」では、空港や駅ビルなど広い施設内での利用や、観光施設や国際イベントなど多言語による案内を必要とする施設での利用が期待されます。「在庫管理機能」では、物流関係の大きな倉庫での商品管理などで役立てることができます。また、デジタルサイネージとリンクして利用することや、警備・監視ツールとしても活用することができます。

活用シーン
ショッピングモール・小売店・物流倉庫・観光施設・駅ビル・コンビニ・案内カウンター・美術館・博物館・イベント会場・スポーツ会場・空港など
仕様
サイズ:939mm(高)×553mm(幅)×630mm(奥行)
重量:約35㎏(RFIDアンテナ除く)
稼働時間:約4時間
対応言語:日本語・英語
想定価格
未定。今後の商品化プロセスの中で量産体制も視野に検討予定。
(日本ユニシス株式会社にて製品化を検討)

開発企業からのメッセージ

団塊世代が労働人口から離脱する2025年以降、必ず労働現場での人手不足は深刻化すると予測できます。働き方改革など様々な対策が打ち出される中、私たちが目をつけたのはロボットによる代替労働力の提供です。今回開発したロボットはベース(基本)に過ぎません。このロボットに、様々な業界のニーズ・シーズを反映し、機能をカスタマイズすることで、あらゆる労働環境に適応させることができます。商業施設を皮切りに、今後どんどんロボットを活用したサービスを展開し、日本中に普及させていきたいと考えています。都産技研様には、そのために必要な技術提供やテスト施設の利用を主にサポートしていただきました。コンビニ施設を再現した実験場で実践に近い実証実験を行うなど、安全面での知識・ノウハウは、開発を進める上でとても助けになりました。「同僚がロボット」というような光景が当たり前になるよう、サービスロボットの普及に全力を尽くしていきたいと思います。

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